能楽鑑賞などなどの記録。
受賞理由

今ごろかっ!と言われそうですが、平成23年度文化庁芸術祭演劇部門の大賞は、昨年の「第4回萬歳楽座」での道成寺だそうな〜。六郎兵衛、キヨ、おめでとう〜♪


受賞理由は、


当代最高の「道成寺」である。要となったシテ・観世清和は、巧緻な技術、玲瓏たる品位、真摯な情熱、すべて兼ね具えた芸盛りだけあって・・・


http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/23_geijutsusaishou_ver02.pdf

だそうです。


ふぉふぉふぉ。さもありなん、さもありなん。
キヨほど道成寺がデキる奴は、なかなかおらんでぇ〜(たぶん)。


当代最高と呼ばれるものを、その場で目撃することができたのは有り難いことです。

posted by kuriko | 02:05 | 能・狂言 | comments(0) | trackbacks(0) |
小林責 西哲生 羽田昶「能楽大事典」

事典にのったことのある人〜?

※夜になってずっと降っていた雪が、いま積もり始めてます!正直言って・・・嬉しい♪


さて、筑摩書房の能楽大事典が届きました〜!
こちらも2012年1月出版となっております。


完成までに40年の歳月をかけ(結果的に)、3800項目が掲載されているだけあって、確かにスゴイ事典です。そしてベンリかも。


能・狂言の曲目だけでなく、小書や謡、舞の各種や流儀の詳細、故人・現存を含め多数の人名まで網羅されています。「新作能一覧表」、なんてものまで巻末にオマケでついています〜。


黒川能や王祇祭についても、それぞれ2ページも割いて詳述されていたのには、ちょとびっくり。ただ頁をめくっているだけでも面白い本です。


唯一の欠点は、『これってそういう名前がついているのか!』という発見がないと、頁のめくりようがないってことかしらね。。(←すべて五十音順に記載されています。)

事典ダヨ。


詳細はコチラです。↓
http://www.hinoki-shoten.co.jp/books/448087357.html


※ちなみに5月21日が我らがキヨりんのお誕生日ですが、国立天文台のHPによると、今年はこの日、日本でも広範囲で『金環日食』が見られるそうデ〜ス。さぁすがキヨ?!(←皆既日食では、ありません。)

【ご参考】国立天文台HP
http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/

posted by kuriko | 22:24 | 読書(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
観世銕之丞「能のちから 生と死を見つめる祈りの芸能」

空.jpg

一つの過去から、古い日本から、現代に向って伸びてくる一筋の信仰心。それは時を越えて、お彼岸のお中日になると光の筋となって伸びてくる。それは教理といったものを超えて、その光の筋によって、僕たちの想いもあの世へ繋がっているのだと静かに教えている。あれは、ご先祖さまと今生きている自分たちがずっと繋がっているという光なのだよ、という声が聞こえるような気がします。
 一筋の光。
僕が襲名のときにこの曲を選んだのは、親父、おじいさん、叔父、曾おじいさん、そのまたおじいさんからずっと伸びてきた能に対する想いが、『当麻』の信仰のテーマを通して僕の中に繋がっていく、永く伸びていくという想いがあったからです。それはもう、理屈とかではなく、体から体へ伝えられてきた、DNAといったものも含め、技術だとか、おじいさんから聞いた事、親父から聞いたこと、伯父たちから聞いた事、あらゆる想いが、あの一筋の光だと思ったからです。


(本文より。原文ママ)



2012年の1月に出版された、九世の本です。
銕仙会の初会で販売されていたので、早速購入しました。


一読して非常に印象的だったのは、てっつんみたいな立場の人なのに、とても素直で率直な内容だったこと。


銕之丞家のこと、自分自身の「能」のこと、ドジでノロマな亀だった?!青年時代のことなどが、丁寧に語られています。30歳ぐらいまでは能は嫌い(というか苦手)だったけど家は継がなきゃと思っていたというあたり、いかにも名家の御曹司らしいなぁと、ちょっと吹き出してしまいました。


立場が人を作るとも言いますが、ものすごく上から目線で言うと、あれこれ失敗したり、苦しんだりした時期が、やっぱり現在のてっつんを作り上げているんだなぁ〜。


観世寿夫や八世(静雪)や、あっつん(淳夫くん)の話も当然沢山出てきているのですが、「通過点」としての自分を強く意識しているところ、非常に能楽師的といはいえ、てっつんはとても謙虚なヒトなんだなぁと思った。一代の芸術家として頑張っていた伯父さんたち(の著述)とは、全然違う感じなんだよね。てっつんの外見や舞台からは想像できませんが、ちょっと女性的な感じさえする。

また「井筒」や「朝長」など、主要な18曲について素晴らしい舞台写真や、てっつん自らの解説や思い入れが収録されていたり。(引用は「当麻」についてです。)

花人の川瀬敏郎と『花』について、ポーランド大使のヤドヴィガ M・ロドヴィッチ(新作能「調律師―ショパンの能」の作者)と『ショパン』とその公演について、坂東三津五郎とは歌舞伎と能、『伝統芸能』について対談したりしています。

三津五郎とてっつんには、やっぱり共通する危機意識みたいなものがあって、舞台上の物語と観客とが共有できる時代感覚も、どんどん薄れてきているという認識もあったり。自分たちの息子も含め、次代にどうやって繋いでいくか?に腐心しているみたいです。
(興行として成立している歌舞伎のほうは、能楽よりずっと楽観できるんじゃないかとクリコは思うケド。)

ちなみに、ロドヴィッチさんはクリコがCDを聴いて感動した、1976年のオルセーでの「砧」もナマで観ていたらしい。「調律師」の完成まで、35年の時間があったそうです。

というわけで、とても読み応えのある本です。
みんな、絶対読もう!いえ、買って読みましょう!

詳細はコチラです。

posted by kuriko | 00:35 | 読書(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
【講座】新・初めてでも楽しめる能楽講座「能楽の世界」

数日前、「能楽座」からこんなチラシが送られてきました。


鎌倉芸術館と能楽座がコラボレイションして、能楽講座を開始するそうです。


へ〜、そうなの。という感じなのです・・・が!


な、なんと1年に1回、3年かけて講座をやるという、なんとも気の長い講座です!


第1回目のテーマは「囃子方」で、第2回が「ワキ方・狂言方」、第3回が「シテ方」(予定)らしい。
すごい、3回目にたどりつく頃には3年経っている・・!

2012年3月4日(日) 15:00〜 鎌倉芸術館小ホールにて。
新・初めてでも楽しめる能楽講座「能楽の世界」                     
第1回講座テーマ「囃子方」


講師 観世銕之丞
【囃子方】
大鼓 安福光雄
小鼓 大倉源次郎
笛   藤田六郎兵衛
太鼓 小寺真佐人


詳細はこちら↓
http://kamakura-arts.jp/cgis/hall_detail.cgi?PerformInfoNo=3258&PerformPlaceNo=13


ちなみに3月4日は、他にも観世会で三郎太チャマや裕基くん、あっつんたちがこぞって出演する「土蜘蛛」がありマース。お父さんたちも、もちろん集結です♪
(←あっつんはもうオトナだから、別行動です★)

 

posted by kuriko | 00:56 | FYI(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
【公演】多武峰談山能

キヨがまたまた、奈良県の談山神社に出没します!(←雪男か・・?)


今年は「談山能」として、キヨ監修のもと玄祥の新たな「多武峰様式 翁」、談山神社所有の面でのキヨの「恋重荷」、幽雪の舞囃子で「絵馬」が上演される模様(予定)です。


2012年5月10日(木) 13:30〜 奈良県桜井市 談山神社常行堂にて。
出演:観世清和、梅若玄祥、片山幽雪、福王茂十郎
     亀井忠雄、大倉源次郎、藤田六郎兵衛    ほか。


番組等の詳細はコチラ↓
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/contents/event.php?contents=0000000314&event=0000000022


ていうか、こういう連休明けの平日昼間に公演って、やっぱし「※※画報」読んでるような優雅な専業主婦のヒトとか、年金生活者のヒトが対象なのかなぁ〜?


クリコには逆立ちしてもバク転しても無理な日取りで、残念ですが行けそうにありません。。

しかし「五ヵ年計画」って。。気が長いというのが能楽の特徴でしょうか(笑)。

posted by kuriko | 00:53 | FYI(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
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