能楽鑑賞などなどの記録。  
DVD 『敦―山月記・名人伝―』 (いま見てる)
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※画像と本文は、何の関係もありません。
(←このヒトも同じような悩み、苦しみを抱えてるだろうということで。。。きっと。。たぶん。)


実は10年前の「敦」も二回ぐらいナマで観てるのだけど、やっぱり結構忘れてたんだな〜ということに、見てて気づきました。。

「山月記」の、万作のシリアスな演技もやっぱりステキ。。。

それにこっちでも、短いけど「乱拍子」やってた。。。万作の「乱拍子」もカッコいい・・!

万作はなんていうか、自然体(?)の狂気です。年齢の差でしょうか、弱さや暗さ・・がにじみ出るよう。それにあの、思いつめた瞳が。。。

こちらのほうが、今回よりも全体的なトーンが重いかな?

萬斎さまがスゴーク若いです。お肌つるつる?だし、それに、みんな汗だくなのに本っ当に汗かかないんだよね〜。萬斎さまって。特異体質かな??


というわけで、GSの「関寺小町」の感想は、また次回。。。

 
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DVD 能楽名演集 「松風」 いまみてる


NHKの能楽鑑賞会で、収録も放映も1987年なのだそーです。

映像も音も、質はあまりよくはないし(カメラワークはなにげにイイ感じ・・)、あの・・・その解説いらないんですけどっていうナレーションも入ってくるんだけど、舞台の緊張感がビシビシと伝わってきます・・・。

祥人が!若い!祥六先生も(現在よりは)若い! (←あたりまえ。) 後見の孚行も恭秀も若い!
ワキ僧は、ツネ2のぱぱ。。。

祥六先生と祥人のシオル手が。。怖いくらい似てる。。同吟のユニゾン。。。

能面の質感が粗く観えるのだけど、でもそれがなんだか魅力的です。。。
やっぱし村雨のほうが、松風よりも醒めた目をしているような気がする。。。

「あれは松にてこそ候へ・・・」

なんだか面の表情というか、顔色が変化して行ってまつお。。。

映像って便利。。。あ、いまのスゴイと思うと繰り返し見られるし。。。

スゴイ曲だ、松風って。。。


以下、ご参考。

「松風 見留」
シテ 関根祥六
ツレ 関根祥人
ワキ 森茂好
アイ 山本則直

大鼓 安福建雄
小鼓 敷村鉄雄
笛    藤田大五郎

地頭 谷村一太郎

※収録 1987年10月14日 観世能楽堂にて。


 
posted by kuriko | 00:35 | CD/DVD(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
DVD「能楽 観阿弥・世阿弥 名作集」

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DVD「能楽 観阿弥・世阿弥 名作集」が届きましたぁ〜!「NHKで放送された観阿弥・世阿弥の作品を収録した珠玉の映像集!」なのだそうです。というわけで、週末はのんびり・・でもなく、マラソン鑑賞でした☆・・・ちょ、ちょっと詰め込んで観すぎたかな・・。ぜぃぜぃ。

DVDボックスの並びの通りに書くと、1961年の「通小町」から。

宝生流なんだけど、シテ、地謡も含めて謡の印象が結構違う。(録音のせいかも?)わりとガンガン謡います!系な感じ。。繊細な息遣いにこだわるのは、現在の大先生たちの趣味なのかしらね。。
30分番組の「時間の都合」とのことで、ばっさり後場からの放送。それで「通じる」のが、逆に当時の空気だったのかしら。。深草少将の百夜通い(再現)を見つめる小野小町の横顔が、気だるい。。ぼやけ気味のモノクロ映像に時代を感じます。

1986年のGS自然居士はさすがに知っているカオばかりで、みんな若い!宝生閑が、思いっきりふてぶてしい悪役を熱演しててカッコいい!!ドスの利いた謡が、キモの座り具合だけでなく、シテとは肌合いの違う存在だとくっきり教えてくれる。。ちなみに珍しい作り物の舟が出てるバージョンです。他にもちょっと演出が違うような??新春能なので、舞台に注連縄が張られてます。

2013年のキヨの「求塚」は今年放送されたところなので、割愛します★(←あっ、ヒドイ)
だって、「春の別会」でナマを観たし。。

1987年の元日に放映された金春流「高砂」は、心なしか、国立能楽堂の舞台が今よりもぴっかぴか。
謡がねばっこい独特の世界です。洗練された住吉の神というより、土着の自然神のような雰囲気が・・。後シテはまるで、一刀彫の能人形が動き出したみたい。。

1989年の金剛流「清経」。囃子が力強くてスゴイ。曽和博朗もこの映像で既におじいちゃんなんだけど・・。それにワキが聴いたことがない美声でびっくし・・!すっごいおじいちゃんなんだけど・・、高安流らしい。
シテもツレも、端正でゆかしい舞台ぶり、カメラワークが秀逸で、なにげに完成度が高いです。時代劇みたいで面白い・・!単なる想像だけど、「NHK大阪」が制作してるのがヨカッタの鴨・・?!

1978年の「班女」は、友枝喜久夫が、可愛い・・・!!独特なプロポーションで、こういう「生き物」なのかと思っちゃう(笑)。そして古めかしい質感の映像もヨイです(ちょっと照明でテカり過ぎなところもありますが)。ここでは、閑もツネ2も、工藤和哉までめっちゃ若くてクリコ大ウケ(何故?)!閑は若くして名人だったんだねぇ。
それにこちらも、地謡の雰囲気が全然違う。。なんてゆうか、「下掛り」っぽいというか、草書っぽい・・?

1998年(収録は1997年)の関根祥六の「砧」は、なんかも〜う感動・・!
全部が素晴らしくて・・!おさみゅんも祥人も出演です・・!うわ〜ん・・!!

みんなが若い!キヨ(地頭)も萬斎さままで若い・・!(←当り前。)若いのがいいという意味ではありませんが、それにしてもキヨ(地頭)の華も実もあるイケメンぶり・・!(萬斎さまはどっちかっていうと、年をとってからカッコよくなったタイプだわね。)

忠雄、みゅん、仙幸の囃子も素晴らしすぎる・・!祥人もすごすぎる・・!(よい意味で)舞台の上を滑るオルゴールのお人形みたい・・!閑も渋い役者ぶりで魅せています・・!なにげに閑スペシャルなDVDシリーズです(末尾の「参考」をご覧ください)。

そして祥六先生すばらしい・・!!後シテも、面は悲しげな印象の泥眼です。その目に涙が。。怒りよりも深い悲しみと憂いが伝わってきます。

2012年放送(収録は2011年)の「融」は、海に面した舞台での蝋燭能で、映像がステキでした。ほの暗い舞台に、波のゆらめきが映りこんでいます・・!前シテが桶を降ろすのは、本物の海です・・!

シテ、ワキ、そして囃子の位置関係がつくづく綺麗。洗練されつくしたアートディレクション(笑)を感じさせます。それに後シテ・融の大臣の白く浮かび上がる舞姿の美しいこと・・!!アッキーヨ、最高です!
囃子も素晴らしかったけど、海の波音が全く入っていないのは、凪だったのか?それとも編集の成果なのか・・?


まとめ。


・さすが名人と呼ばれる人たちの舞台はどれも素晴らしい。
そして、本の中でしか知らなかった人の舞台を観るのも楽しい。

・年月というものは、どんな人に対しても平等に流れる。

・映像の粗さはともかく、カメラワークなどは、現在と昔(と言っても20〜30年ほど前)では、考え方の違いを感じる。昔のほうが大胆というか、ちゃんと動きのあるドラマとして撮影していて、現在のほうは(90年代以降ぐらい?)、静止画的というか、記録的に考えているような印象。能楽をよく知る人材と機材の問題だろうか?あるいは、NHKは能楽の消滅を予感しているのかしら・・(笑)?

・同じ流儀でも年代と人によって、謡や舞台の行き方は結構ちがう(こともある)・・・のか?そ〜いえば以前に読んだ本の中で、観世栄夫が、流儀の特徴というものも、その年代の名人だとかの影響によって変わっていくものだ、みたいに言ってましたが・・。こんな短い期間でも感じられるとは思ってませんでした。

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以下、ご参考。


通小町 (1961年放送/水道橋能楽堂/後半のみ)
シテ   宝生九郎 (十七世)
ツレ   前田忠茂
ワキ   森茂好

大鼓   安福春雄
小鼓   三須錦吾 (幸正彰)
笛     寺井政数

地頭   宝生英雄


自然居士
 (1996年/梅若能楽学院会館)
シテ   梅若六郎(現・玄祥)
ワキ   宝生閑
ワキツレ 宝生欣哉
子方   梅若慎太郎
アイ    山本則直

大鼓   安福建雄
小鼓   大倉源次郎
笛     松田弘之

地頭   大槻文蔵


求塚
  (2013年放送/観世能楽堂)
シテ   観世清和
ツレ   角幸二郎
      坂口貴信
ワキ   福王茂十郎
ワキツレ 福王知登
      村瀬提
アイ   山本東次郎

大鼓   亀井忠雄
小鼓   大倉源次郎
笛     一噌庸二
太鼓   小寺佐七

地頭   野村四郎


高砂 (1987年放送/国立能楽堂)
シテ   金春信高
ツレ   本田光洋
ワキ   鏑木岑男
ワキツレ 細井昌文
       野見山光政

大鼓   柿原崇志
小鼓   幸昭弘
笛     寺井啓之

地頭   高橋汎


清経
 (1989年放送/金剛能楽堂)
シテ   廣田陛一
ツレ   今井清隆
ワキ   岡次郎右衛門

大鼓   谷口正喜
小鼓   曽和博朗
笛     森田光春

地頭   種田道雄


班女 (1978年放送/十四世喜多六平太記念能楽堂)
シテ   友枝喜久夫
ワキ   宝生閑
ワキツレ 森常好
      工藤和哉
アイ   善竹圭五郎

大鼓   柿原崇志
小鼓   幸圓次郎
笛     藤田大五郎

地頭   粟谷新太郎


 梓之出 (1998年放送/国立能楽堂)
シテ   関根祥六
ツレ   関根祥人
ワキ   宝生閑
ワキツレ 宝生欣哉
アイ    野村萬斎

大鼓   亀井忠雄
小鼓   北村治
笛     一噌仙幸
太鼓   観世元信

地頭   観世清和


 (2012年放送/厳島神社 能舞台)
シテ   友枝昭世
ワキ   福王茂十郎
アイ   野村万蔵

大鼓   亀井忠雄
小鼓   横山晴明
笛     一噌幸弘
太鼓   観世元伯

地頭   香川靖嗣


詳細はコチラ⇒ http://www.hinoki-shoten.co.jp/t/319

posted by kuriko | 23:27 | CD/DVD(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
DVD「のぼうの城」
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「のぼうの城」DVDが届きましたぁ〜☆☆☆

萬斎さまと監督たちのコメンタリー聞いてます♪
(←それどころじゃないだろうっという話もありますが・・)

萬斎さまの子役(?)映画デビューは、なにげに黒澤映画なんだよねぇー。

やっぱし、格が違うというか・・。
posted by kuriko | 01:44 | CD/DVD(能・狂言) | comments(0) | trackbacks(0) |
DVD 「能 道成寺」

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というわけで先日、「道成寺」のDVDを買いました〜。

横浜能楽堂に行ったとき、いつもの『出店』の店頭で、最後の1コになっていたのを見ていたら、「サンプル用に開封したものなので・・」と、ヒノキ書店の社長がすんごく値引きしてくれた・・。いやっほう☆(←庶民。)社長、ありがとう!!

内容はすべて平成12年に収録された「道成寺」で、もとは黒川能の映像も含めた2枚組のDVDだったそうなのですが、これは五流の道成寺のみの収録(1枚)。

平成12年ということは西暦2000年・・。さすがにみんな、13年分若いです・・(笑)。

キヨの直面映像も、だいぶ若いな〜って感じ。(ワークショップ映像なんていうのがついていた。)

GSなんて、今より太っているのではあるまいか??映像として客観的(?)に眺めていると、ちょっと妖怪ちっく・・。ヒドイ言い草。。ゴメンなさい。。

フルバージョンのGS編では、カメラアングルも色々凝っていて面白いです。囃子方の表情や手元もよく観えます。狂言もちょっと名古屋ふう?それに後シテが白頭だったのにはびっくり!(←ネタバレ?)

塩津哲生の後シテの面は、あれは真蛇なのかな?まるっきりケダモノです。。おそろしや。。それに八ヶ岳の身曾岐神社の能楽殿って、とっても素敵。。知らなかった・・。

能面は傾け方によって表情が変るというけれど、能面自体はやっぱり何も変化していない。。掛けている者の心が変化しているんだな・・。いや、観ている者の眼が変るのか。。

もちろん、ナマには及ばないと思うけど、映像は映像で、いろんなことを教えてくれる・・。そんなDVDです。


以下、ご参考。こんな内容で、副音声?で日本語解説だとか、英語詞章とかもつけられます。


「道成寺三題」

観世清和 (ハイライト)
2000年12月24日 福岡大濠公園能楽堂にて
シテ   観世清和
ワキ   森常好
ワキツレ 宝生欣哉
      舘田善博
アイ    山本東次郎
      山本泰太郎

大鼓   国川純
小鼓   飯田清一
笛     一噌隆之
太鼓   観世元伯

地頭   武田宗和


梅若六郎(玄祥) (フルバージョン)
2000年2月16日 名古屋能楽堂にて
シテ   梅若六郎(玄祥)
ワキ   宝生閑
ワキツレ 宝生欣哉
      則久英志
アイ    野村小三郎 (現・又三郎)
      野口隆行

大鼓   河村総一郎
小鼓   大倉源次郎
笛     藤田六郎兵衛
太鼓   助川治

地頭   片山九郎右衛門 (現・幽雪)    


塩津哲生 (ハイライト)
2000年8月3日 八ヶ岳身曾岐神社能楽殿にて
シテ   塩津哲生
ワキ   宝生欣哉
ワキツレ 則久英志
      大日方寛
アイ    山本東次郎
      山本則直

大鼓   白坂保行
小鼓   成田達志
笛     松田弘之
太鼓   観世元伯

地頭   香川靖嗣

詳細はコチラ↓。
http://www.hinoki-shoten.co.jp/books/340066.html



※研究会別会の感想は、また次回〜!

posted by kuriko | 22:28 | CD/DVD(能・狂言) | comments(6) | trackbacks(0) |
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