能楽鑑賞などなどの記録。  
蛇足。

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今月、千駄ヶ谷で黒川能版の「鐘巻」も上演されるようですが、これはこれでまた別物だと、思います・・。

 

黒川の「鐘巻」は、実質的には明治期の復曲だそうで、逆に「道成寺」の影響を強く受けているのでは?という気もする。

黒川能自体も、五流の能とは別物だし・・。

 

ついでに言うと、私は今回、都合が合わず拝見できません。
残念ですが・・。

 

 

 

 

 

posted by kuriko | 23:14 | 黒川能 | comments(0) | trackbacks(0) |
「飛鳥山薪能」つづき



昨日7月10日から、ついに黒川能・飛鳥山薪能公演チケットが発売となっています!

「石橋」には、下座の上野由部太夫も御出演されるとか、されないとか。
太夫さまがこういう地方(?)公演に出演されるのって、ちょっと珍しいカモ?

下座ご一行総勢35名での公演だそうです・・!他にも見えない立役者の方たちが大勢いらっしゃいますが。。。

一度は観てみたいけど、山形までは、なかなか・・・という皆さんにオススメで〜す!

【黒川能飛鳥山薪能公演】
2015年10月16日(金) 18:15開演 飛鳥山公園内 野外舞台(雨天時:北とぴあさくらホール)
 狂言  附子
 能    石橋


詳細はコチラ↓↓
http://asukayama-takiginou.jp/
 

posted by kuriko | 00:44 | 黒川能 | comments(2) | trackbacks(0) |
飛鳥山薪能に、黒川能が!

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少し気の早い話ですが、今年10月の飛鳥山薪能で黒川能公演がありま〜す!

それも日が違うとはいえ、萬斎さまと同じ舞台です〜!!

「石橋」ということは、御出演は下座かな?
(←黒川能は、上下の座によって「持ち曲」が異なります。)

黒川能の囃子方による乱序も、独特でナカナカでござるよ。ニンニン。


◆第十三回 飛鳥山薪能
2015年10月14日(水) 18:30開演 飛鳥山公園内 野外舞台
狂言 棒縛 
    野村万作
    野村萬斎 
    深田博治
能  一角仙人 
    観世喜正 
    殿田謙吉
    坂真太郎 ほか


◆黒川能飛鳥山薪能公演
2015年10月16日(金) 18:15開演 飛鳥山公園内 野外舞台
狂言  附子
能    石橋


詳細はコチラ↓↓
http://asukayama-takiginou.jp/

posted by kuriko | 00:24 | 黒川能 | comments(0) | trackbacks(0) |
東日本大震災復興支援 東北の芸能此 舛澆舛里のオ二〜
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宮城県 大室南部神楽 田村三代
       大室南部神楽保存会

岩手県 鬼剣舞
       岩崎鬼剣舞保存会

秋田県 男鹿のナマハゲ
       男鹿なまはげ伝承会


岩手県 野田村のなもみ
       なもみ保存会

山形県 黒川能 黒塚
       黒川能上座


※2015年4月11日(土) 国立劇場にて。

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(↑この写真を撮っていた時に、「お客さ〜ん、車きますよ〜」と警備のお兄さんに注意されました。。。)

というわけで、国立劇場に「東北の芸能」に行ってきました〜!
勇壮な剣舞を観たり!ナマハゲやなもみが客席まで襲って来たり!楽しい公演でした。

ちなみに「なもみ」は、ナマハゲの兄弟みたいな感じで、やはり怠けている子供にお説教したり、囲炉裏にあたり過ぎて赤くなった「すね」の皮(火斑)を剥ぎ取ったり!という恐ろしい鬼のことでした。。。

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(↑しかし休憩時間には、気さくに記念撮影に応じるなもみ。。。)

ちなみに配布の解説によると、「ナマハゲ」の語源もこの「ナモミを剥ぐ」ことから来ているそうな。今回出演されている岩手県野田村のなもみ保存会の面・装束類が、3.11の震災で津波に流されてしまった際には、男鹿市が「お面や衣装」の支援をされたそうです。そんなわけでお顔立ちや装束もよく似た、ますます兄弟なオニたちなのでした。

ステージでは、なもみやナマハゲが民家を来訪する場面も再現されて、こ、これは誰んちなんだ?!という感じが面白かったです。ちなみに最近は、訪問を断る家庭も少なくないとか。。。

そして大トリは、黒川能です!

六ツ目結紋の幕を張った舞台、橋掛かりがステージの上に作られ、この舞台を清める「舞台祭り」のあと、橋掛かりから地謡、囃子方が登場します。キャ〜ッ!あっく〜ん☆ (←・・・。)

作り物はあの黒川能らしい素朴なもので、あ〜わざわざ運ばれてきたのかなぁ?と懐かしくなります。

前シテの老女は、上座の太夫様。白髪で、老女のようでした。特に上座の曲目ということもあるけど、黒川能の本質っていうのは、神様に奉仕する真摯さは勿論、五流にない古風や鄙びた情趣・・・だけでなく、決してやり過ぎることのない上品さというところにもあるのかな?という気がちょっとしたです。
(←実は前場では、ちょっとウトウト来ちゃってたのですが。。エヘヘ、ごみんなさい。)

後シテのオニは黒川風味ですが、あくまで能の中のオニで、山伏たちに裏切られ、最後にはその力を失い消えていきます・・。

黒川能もその起源が古いことで有名ですが、ナマハゲたちのような元気いっぱいオニたちに比べると、やはりその出自は違うのだなぁ・・と感じ入ったことでした。う〜ん、まぁ神様でなく、より鬼らしく(?)扱われてる感じですが・・。

そもそも現実生活に現れて、ちびっこたちに「宿題しろよ!」とか「お手伝いしろよ!」とか言わないわけだけど。。。

そして附祝言が済むと、足がシビれて立てなくなってた地謡陣がカワイイのでした☆





 
posted by kuriko | 07:36 | 黒川能 | comments(0) | trackbacks(0) |
2015黒川能シリーズ9 最終回
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つづいて三番叟です!大鼓も登場☆☆☆

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・・・俺の床几がない・・。

(↑黒川能の囃子方は、床几は持って出ません。後見があらかじめ舞台にセットしたり、持ってきたり、そんな感じです。)

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ありました。

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そういえば、「石橋」の回のとき、ちらっと書いたのですが、黒川能の三番叟は、いわゆる狂言方の役割ではないとされています。どちらかというと、シテ方・ワキ方を兼ねている『謡方』のようです。
なので(?)当屋での三番叟の時も、鈴之段で、千歳から鈴を受け取る際には演技的なことは何もせず、口の中で余人には聞こえない、呪文(?)を唱えているらしい。

↓拝殿の場合は、後見から面と鈴を受け取ります。もちろん扇で受け取り、面を掛ける。

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そのかわり、比較的穏やかな直面の揉之段から、黒い翁面を掛けたあとの『キャラ変』ぶりには、何か独特なものを感じさせます。

そして拝殿での三番叟の特別なところは、鈴之段ともなると、その背後で襦袢姿の両座の若者たちが、ワー!ワー!と、それぞれ騒ぎはじめること。この後の尋常ごとに向けて、気合いを入れているらしい。

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(↑両座から囃子方が出ているので、二笛!です!)

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(↑画像では伝わりにくいですが、舞台の後ろで騒ぐ人々。)

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三番叟が終わると、「能」もこれで終わるわけですが、その後も神事としての両座の尋常ごとが続きます。

まずは、棚上がり。御神酒を注ぐ盃が用意され・・・↓

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真冬に水垢離してきたとかいう、紋付に「冠」姿の4人の若者が登場します。

このあたりは、神職たちと「折守/折盛?」と呼ばれる世話役の人たちが取り仕切っていて、折守たちはみんな茶色の裃姿で、「背広組」みたいな雰囲気でカッコイイ(笑)。
(←上下のどちらかの座によって、肩衣の色の濃さ違うらしい。ちなみに当屋の世話役(その名も「所帯持」という。こちらは持ち回り制?)する人などもいて、さすが何百年も続いているだけあって、そうした運用はしっかり経験値が伝わる仕組み。)

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(↑↓神職たちは、得意の『袖抜き』をしています。皆さん『兼業神職』とか。。)

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(↑棚上がりする若者たち。)

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(↑棚の下で待ち受ける大人たち。)

棚上がりたちは、注連(ちっちゃな注連縄?)を着けたり・・・、と色々と準備があるのですが・・・、勝負は一瞬です!注がれた御神酒に口をつけ、走って拝殿の中のバルコニーみたいな「棚」によじ登る!そして王祇様を下から受け取って、拝殿の梁にかける!というものなのですが、ほんとに2、3秒(イヤ、5秒くらいか・・)で終わってしまうので、画像はありません。。。シンプルな勝負ごとなのに、これが盛り上がる。。。

↓棚上がり後。

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続いて、餅切り、そして布剥ぎ。

ものすごくひらたく言うと、餅切り尋常は、棚上がりであがった二人組が、梁に掛けられた餅の縄をほどいて落とす、その速さを競うというもの。さらに、布剥ぎでは、一度上げた王祇様を下に投げ落とし、舞台で待ち受ける氏子たちが巻かれた布を剥いで来年の「王祇守」に巻きつけ、どちらが先に神前にゴールするか・・というものです。

しかしその前に、神前では長い長〜い盃事が続いています。。。見物客はただ待っているだけなのですが、実はこれは、今年の当夜頭人が無事に勤めを終えたことを示す大事な儀式なのですね。ある意味これが真の、静かなクライマックスなのかもしれません。

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(↑盃事のために、折守が用意する「御膳」。メニューは干柿、黒豆、昆布、栗、胡桃。「小花」を刺した笹巻。「小花」は、こちらは役者たちや参拝者にも配られます。私も一本いただきました♪)

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(↑まだ餅切り直前です。)

そして餅切り、布剥ぎは、まだかまだかと待っているうちに、わりかし唐突に、これも大興奮の中で行われるので、画像はありませぬ。。。

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(↑餅切り中!・・かな?)

・・・実はこのとき・・・。

列車やタクシーの時間もあるし、また例によって、後ろのほうからコソソソっと観て、ソソソッと帰ろう・・・なんて、相変わらずコスイことを考えていた私に。

「***さん!(←本名)、ここから見なさい!!」

と、なんと「生お母さん」(←3R+Aのお母さん。生お父さんの奥様)が、私の手をぐいーっ!!と引っ張って、超真ん前の位置に押し出して、というか、引っ張り出してくれたのでした!


・・・


・・・


うわわわわわ〜ん!!!   

感動〜・・・!!!


いい人だ、生お母さん・・・・!!

ありがとうございます・・・!!

それにひきかえ、私って、なんてつまらぬバカ人間なのだろう・・・・・。。。

と、感動と自己嫌悪と興奮で、舞台が歪んで見えました・・・・。うう。。



実は、王祇祭を拝見にうかがうのは、今年で一区切りとさせて頂こうかと考えています。

あ、いえ、もちろん、もう行かないとか、そういうわけではないのですが、私のほうも色々と状況が変ってしまい、なんていうか、もっと私以外の方にナマで、現地で、実物をご覧いただくのがいいな・・と思っています。

変わらず黒川能Love☆なので、蝋燭能とか、水焔の能とか、なんとか観たい・・!と、色々と考えてはいるのですが・・・。

なので今年は、はじめて黒川能を観に来た時も、下座のこの当屋だったな。。。(しんみり)。はじめて来たときは、ちょっとの吹雪で泣いたな。。。(今では完全防備だけど)と、勝手にじ〜ん。。としていたクリコなのでした。。。
そして帰りのタクシーでは、小花を手にした下座の太夫さまと、布をぐるぐる巻きにされた、来年の王祇守くんが歩いて行くすぐそばを通りかかりました。。。

黒川能に関わるすべての皆さまに、感謝申し上げます。

おわり。
 

※このあたりのチョコチョコ動画を、fbページのほうにアップしています。
(餅切り尋常のあたりは、なんだかもう意味不明動画になってます。。。)
 fbページなのでログイン不要です。
  https://www.facebook.com/kachukuri
 

※今年の4月11日(土)に、国立劇場「東北の芸能」シリーズに、黒川能・上座もご出演されます!
 ステージ公演なので、迫力がちょっと伝わりにくいところもありますが、関東圏の方は是非〜!
 ・・・と言いたいところですが、ネット上では完売でした!当日券も無いのかな??
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2015/4038.html?lan=j




 

posted by kuriko | 23:50 | 黒川能 | comments(0) | trackbacks(0) |
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