能楽鑑賞などなどの記録。  
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平成十八年 友枝会
馴染んだ光景
松虫 
シテ   友枝雄人
ツレ   井上真也
ワキ   宝生欣哉
アイ   小笠原匡

笛    杉信太朗
小鼓   森澤勇司
大鼓   柿原弘和

地頭   香川靖嗣

花筐 
シテ   友枝昭世
ツレ   内田成信
子方   内田貴成
ワキ   宝生閑
ワキツレ 大日方寛
     御厨誠吾
     高井松男

笛  一噌仙幸
小鼓 北村治
大鼓 柿原崇志

地頭 粟谷能夫(代演)


狂言  
牛盗人  
シテ 野村万蔵
   野村萬
アド 野村扇丞
   吉住講
   野村虎之介


猩々  
シテ 友枝雄太郎
ワキ 宝生朝哉

笛  一噌仙幸
小鼓 亀井俊一
大鼓 柿原孝則
太鼓 金春惣右衛門

地頭 友枝昭世

※今日も意味なく長いです。

というわけで、友枝会です!
今日はとにかく親子孫の三代共演づくしだそうな。
でもクリコのお目当ては、やっぱりおさみゅん太郎♪

まず雄人で、松虫。前場は直面なのですが、シテとツレが外見的に非常に似ていて、なんだかおかしかったです。
でも別にこの二人が、お話の主人公の二人というわけではないのよね??
(勿論、雄人のほうは前シテなわけだけど。)

それにしても、虫の音を尋ねているうちに命を落としたなんて、純文学っぽいお話です。・・・おほもだちだけど・・・。
クリコ的には、宮本輝の『幻の光』を思い出します。あの小説も、関西のお話じゃなかったかな??

実は先日、今年も修善寺に行ったのですよね。今ほどまだ朝夕寒くなかったのですが、もう、虫の音がうるさい(笑)!
しかも、ものすごい数の虫が、一斉に合唱しているのがわかるのです。
一つ一つの音は大きくないのだけど、一度に鳴いていると・・・。
全く別の世界が、そこにあるのがわかる気がしました。
あちらに迷い込むと、確かに帰ってはこれないかも。
後場は結構激しい舞で、笛が若いこともあって、なんだか『若手〜!』という雰囲気でした。

さてさて、花筐。
地頭はきっくんに代わって、能夫でした。能夫の隣、地謡後列の端にあっくん。
喜多流らしい、きりっと引き締まった端正な地謡でした。
そして今日のおさみゅんは、すご〜くよかったですよ〜!!
崇志との渋いやりとりが、なんていうのですかね、落葉に隠された刃が、ひらりひらりと舞うようでした。

ああ、今日はなんだかいいなぁと思っていたら・・・。

爆睡してしまいました・・・。

すみません。昨日まで出かけていて・・・。
後場では、ちゃんと花筐のお花が減っているあたり、芸が細かいと思いましたです。

狂言も、これまた萬、万蔵、虎之介くんの三代共演でした。
登場人物の多い大曲のようです。いつもシニカルな狂言の中で、珍しく正統派(?)人情劇で、虎之介くんが、狂言声をしっかり出してがんばっていました。
万蔵が亡くなった親を想っているように、その子(虎之介)も自分の親を想っていた、みたいなお話です。

そして〜いよいよ雄太郎くん、朝哉くん、孝則くんの夢の共演です!
三人とも、すごーくカワイかったです♪♪
孝則くんは、十歳くらい??他の二人よりちょっとお兄さんです。弘和そっくり!
しっかりとした力強い掛け声で、凛々しくがんばっていました。
朝哉くんは、途中で詞章を忘れるわ、何を言っているのか分からないわで、本当にかわいくて笑ってしまいました。ワキが詞章を忘れたので、ちゃんと地謡の人が付けていましたよ。
(↑付けていたのは、御簾の向こうの欣哉だったのでは?というご指摘を頂きました!修正いたします!!)
(↑実は、閑が付けていたというお知らせをいただきました!さらに訂正いたします!!)
雄太郎くんは、初シテだったという去年の『関原與市』を観た時も思ったのですけど、本当に上手い!舞もびしっと決まっているし、何より全身から本当に大きな、綺麗な声を出すのが感動的でさえあります。
朝哉くんは朝哉くんでとってもカワイかったのだけど、やっぱり子方で場数を踏んでいる雄太郎くんのほうが、謡も上手だしちょっぴし先輩(笑)のようです。
そういえば閑が『響の会通信─戮如▲錺方はシテ方のような子方の機会もほとんどないし、育てるのが大変、と言っていました。なるほどね。
今日の孝則くんの後見は崇志だったのだけど、ずーっと孝則くんの床机に、手を添えてあげていたのが印象的でした。

友枝会の見所の人たちはみんなすごくお行儀がよくて、囃子方が席を立つまでしーんとして拍手をしないのですが、一番拍手が大きかったのがこの「猩々」でした(笑)。


おまけコーナー。

『今日のおさみゅん!!』

・・・。

寝ちゃってたので、ありません。
ごめんね、おさみゅん。

posted by kuriko | 00:00 | 能・狂言 | comments(8) | trackbacks(1) |
コメント
クリコさん、こんばんは。

ワキが忘れた時は、地謡が付けるんですか、知りませんでした。
囃子方がちびっ子(というと失礼ですね)なのは、見たことないです。
10歳くらいなら、まだ子供声ですよね・・・?
2006/11/06 23:56 by 挿頭花
友枝昭世の「花筺」で爆睡は、許せませんです。
シケイ!←(あ、ほとんど冗談)残念、行けなかったので。
雄太郎君は、ほんと、いい子方ですね。
私も去年「木賊」を観て、こんな大人びた健気な子方がいるかと感激したものでした。
2006/11/07 00:28 by Santal
はじめまして・・・
朝哉くんに付けたのは御簾の後ろの欣哉さんではなかったでしょうか?
2006/11/07 12:52 by
あら?上のコメントは関係者っぽい(笑)。

松虫の笛方は個人的にすごーく有望蝓応援しています♪
2006/11/07 13:54 by がらんす
挿頭花さん♪

以下↓のような理由で、実際には付けていたのは地謡後方の?御簾の後ろの欣哉(呼び捨て)だったみたいです!失礼しました!

孝則くん、ちびっ子ながらも(失礼)、なかなか低い渋い声を出してがんばってましたよ〜♪さすが崇志のマゴ!って感じでした。


Santalさん♪

>シケイ!

あ、やっぱし?
クリコ的には、おさみゅんの舞台で寝てしまった自分が許せません(笑)。
『愛情を疑われたらどうしよう・・・』と今から悩んでます♪(←悩まなくていいから。)

雄太郎くん、ホントすごいですよね〜!
祥丸くんが子方を卒業した今、能楽界No.1、トップ子方は雄太郎くんか!?などと考えています。(←考えなくていいから。)
昭世と雄人が、厳しくお稽古してるのだろうな〜と思いましたです。


?さん!♪!

きゃ〜(汗)!ご指摘ありがとうございます!
地謡のほうから聞こえたので、てっきり昭世の隣の人がつけたのかと思ってました!あれは、欣哉の声だったのですね!
本文も修正させていただきました!!


がらんすさん♪

?さんが、ご関係者でないことを祈ります(笑)!!

信太朗、確かに独特の清涼感がある音色ですよね!
初めて聴いたので、『な、なんじゃこいつは〜!?』(←良い意味で)と思ってました(笑)。



ちなみに今回の記事は、アクセス数もスゴイです!
さすが友枝会!

もうっ、みんなそんなに読むなよ、クリコの心の日記なんだから!(←矛盾した感情です。)
2006/11/07 22:53 by
名前忘れました・・・。
2006/11/07 22:54 by くりこ
たびたび失礼します。
こういうことに不慣れなものですから
過日は名前を忘れました。
通りすがりのものです。
欣哉氏ではなく閑氏だったようです。
お詫びまで。
2006/11/10 20:11 by はじめまして・・・の続きです
きゃ〜!通りすがりの御方!

わざわざありがとうございます!
本文のほうも、修正させていただきました!

朝哉くん、本当に可愛かったですよね。
ご褒美には何を頂いたのでしょうか。

また舞台で、お顔を拝見できるのが楽しみです♪

2006/11/10 23:20 by くりこ
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