能楽鑑賞などなどの記録。  
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横道萬里雄 「能にも演出がある 小書演出・新演出など」
画像と本文は関係ありません。

実はこの本、昨年のうちに、いつもの親切なおじさんに能楽堂のロビーで
「これはね、まだ出来立てなんです。まだ一般には発売されていないんです・・・」
と付加価値をアピールされて、
「ほうほう、そういうことなら・・・」
と購入したのだけど、まだ全部読みきっていない・・・。
最近、読みかけて途中の本が何冊もあって、イカンことでございます。
とりあえず、主要曲目の小書について、かなり網羅的に解説された本です。
わからないことがあったら、辞書的に使わせてもらおうと思います。

お能の替え・小書って、隅田川の子方のウムみたいに、その曲の本質に関わる問題だったり、極端に登場人物が変わったりすると、クリコみたいな初心者にも分かりやすいけど、「ふ〜ん。・・・で。っていう?」(←窪塚くん。)みたいなことも多いよね(笑)。
ただ勿体をつけるためだったり??、逆に簡略化するためだったり。勿論、さらに魅力的にするための、先人たちの努力の集積なのですが。
(そして横道センセイは、能楽師たちに優れた演出家たれと求めているわけですが。)

全然関係ないけれど、何年か前にソンドハイム作品を日本のアマチュア?劇団が勝手に?脚本を改変して上演し、すごーくバッシングを受けた・・・というハナシをどこかで読んだような気がする。(←うろ覚えのハナシです。ごめんなさい。)(←ソンドハイムはそういうのにウルサイんだって。)
完結した一人の人間の芸術性の発露というところでもなく、かつての厳しい統制のもと、ただ形骸だけが残ったお道楽でもなく、何者とも言えない・・・、のがお能の魅力かもしれませんね。

ちなみにクリコ的には、隅田川はやっぱり子方ちゃんアリに一票です。
子方ナシ演出も一回だけ観たことあるけど、子方あり演出を先に知っていると、やっぱりマボロシでもいいから、この目で観たいんだよぅ〜ってところかしら。

そいだけ。
posted by kuriko | 21:53 | 読書(能・狂言) | comments(12) | trackbacks(1) |
コメント
先日は横槍失礼しました!

小書といえば、最近ワタシが一番エキサイティングした夜討曽我は、小書が付くと本来無いはずの戦闘シーンが増えたりするらしくこれまた印象が変わるそうで。
小書でただ単に仰々しくなったりするのはNGですけど、これからも新しい小書が生まれたりして演出を面白くなったりするのはアリかな〜、なんて。

ところで写真のお食事はどちらで召し上がったのでしょう??
いつも写真に添えられてる一言も楽しみデス☆
2007/01/17 09:32 by がらんす
がらんすさん♪

へぇ〜。「夜討曽我」、ますます観てみたい・・・。
戦闘シーンですか・・・。
勿論、さらに面白くなる小書ならアリですよね♪

画像は超フツーでお恥ずかしい(?)のですが、『神戸屋レストラン』の「週末スペシャルランチ」です。
ハンバーグと、えびフライと、白身魚のムニエルでした。
クリコ好みの、お子様ランチ状態であります。

そして!!実は私、画像の「一言」には結構命かけてます!!(←なんでだ)
気づいてもらえて嬉しいです!!

2007/01/18 01:06 by くりこ
これ、面白そうですね。
小書って、ついてると得した気になるけど(笑)、結局何がどう違うのか分からないこと多いです。

そうそう、「一言」私も気付いてました!
(と言っても、最近ですが)
凝ってるな〜と、感心しました。

これの前の記事のケンカって、何を見ちゃったんですか?(笑)
意味深だな〜と、気になってます。
2007/01/18 21:40 by 挿頭花
挿頭花さん♪

>小書って、ついてると得した気になるけど(笑)

そうですよね(笑)。劇場公開版を観る前に、ディレクターズカット版を観ちゃった、みたいな(笑)。
この本『ある意味』面白いですよ、「フ、フフフ、マニアック・・」って。内容的には上級者向けなのですかね。

おほ、「一言」に気づいていただけて嬉しいです!
この前の「ケンカ」には、深い意味は全然ありません(笑)。
あ、木がケンカしてる、と思っただけで・・・。
色気のないオチですみません・・・。
2007/01/19 00:21 by くりこ
クリコさん、こんにちは。
TBよろしくお願いします。
ロビーにいる親切な○○書店のおじさん、知ってます。
つい、買ってしまったことがあります。(笑)
隅田川の「子方」は、やはりアリでしょう。私もそう思います。
でも、誰か当代一の名手が、世阿弥の考えていた「ナシ」演出で、見所も納得っていうのをやってくれないかと、淡い期待をしています。
2007/01/21 12:20 by Santal
Santalさん♪

うふ!あのおじさん、親切ですよね♪

「隅田川」の子方は、アリとナシでは、演劇としての意味が違ってくるような気がしますよね。アリだと母親個人の悲しみを超えた、子供の持つ神秘性や運命性みたいなものを感じます。(あの甲高い『なーむーあーみーだーぶー』に。これが、***みたいにおおいに外してくれると、ずてーっとなるのですが。)
子方アリを知っているヒトに、子方ナシを納得させるシテは・・・、相当のヒトでなければならないでしょうね・・・。

ところでウチのTBは一応フリーなのですが、届いていない??ようなのですが・・・。
2007/01/21 19:56 by くりこ
あれ、おかしいな。今やり直しました。

そう、あのおじさん。いろいろ教えてくれますね。

子方アリで刷り込まれてるから、もう、なかなか無理。
隅田川の子方って、やはり特殊な感じです。能では珍しくリアルな幽霊ですし、確かに子方クンが上手いと、とても神秘的な感じになるかもしれません。
うん、子方クンの中にも、突拍子もなく、外してくれる子いますね。
それってオンチとかではなくて、上がっちゃったのか、そもそもあの高音域が不安定なのか、よく分かりませんが・・・。
2007/01/21 20:55 by Santal
Santalさん♪

お。TB来ました。ありがとうございます♪

私も初めて観た隅田川で、とても綺麗な声のカワイイ女の子が子方だったので、もうそれで刷り込まれちゃってます!
子方って、もともと不思議な?存在ですが、隅田川の子方にだけはこだわって欲しい!!小早川康充クンなんていいかもしれませんね♪
2007/01/21 22:20 by くりこ
小早川康充クンもいいかも。一番最近見た「隅田川」の鈴木諷矢クンの子方も無垢な感じでよかったかと。
それより、クリコさん、なんといっても、観世三郎太クンもいいんではないの?
2007/01/21 23:48 by Santal
さ、Santalさん・・・。

>***みたいにおおいに外してくれると、
>ずてーっとなるのですが

の、***って、三郎太のことだったのですが・・・(笑)。
ま、あれは三郎太の子方デビュー戦でしたしね。

三郎太って、結構舞台度胸の据わっている子ですよね。
(←父親譲りかしら♪)
クリコの中でも最近は評価highなのですが、隅田川ムキではないです。多分。
(将来は、PaPa似の美声になりそうだな〜と、期待しています♪)
2007/01/22 00:15 by くりこ
>***って、三郎太のことだったのですが・・・(笑)。
あっ、やっぱし。そう。
三郎太クンは、胆のすわってる男の子ですね。
将来、大物だと思いますよ。たぶん。

先週の「百万」の子方クンも、少し突拍子もなかったけど。でも、ご愛嬌。
2007/01/22 20:34 by Santal

>将来、大物だと思いますよ。

うふ。そうなってくれなければ、困ります♪


(願わくば、そうならなくても、その事実を受け入れる聡明さが彼に育っていますように。)
2007/01/23 00:16 by くりこ
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2007/01/21 20:43
檜書店の新刊です。(2800円+税) こういう本を待ってました。横道さんが、長年、見所でメモを取られていた集積であり、得がたい本であります。 いつも、小書がつくと、どこがどう違うのか、単純に好奇心で知りたいと思うのに、それを満たしてくれるものがなかなかな
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