能楽鑑賞などなどの記録。  
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羅浮仙、クリコの梅人生。
これは、実はただのはしおき。

今ぐらいの時期になると、年明けにかけてよく出回るので、クリコがついつい・・・買ってしまうものがあります。(じゃらじゃらネックレス以外に。)

それは、『梅』グッズ。

梅をモチーフにしたものが、結構スキなのですよね〜。
梅干じゃあ〜ないよ。梅の花だよ。
やっぱり和風の小物で、ハンカチとか、箸置き(笑)とか、他愛の無いものばかり集めているのですが。

かつては桜派か梅派か、なんて言ったそうですが、クリコは梅派かな。
なんていうか、あのちょっと控えめな、硬い感じが好き。
香りの良いとこも好き。

左は、「山田平安堂」の文鎮。

梅自体をモチーフにした名画は数多いですが、菱田春草、小林古径の『羅浮仙』(中国の梅の精のこと)の絵も好きです。梅の精だけあって、みんな美人です。
春草のは、おっとりとした、茫洋とした雰囲気がありますが、古径の『羅浮仙』はまた違って素晴らしいですよ。梅の木のそばで、胸の上できゅっと手を重ね合わせて、何か決意を秘めている様子です。梅の花の、清冽な印象を余すところなく伝えています。

ああ、彼女は何事か、とても大切なことを決心したに違いない・・・。

そんな想像力を、かき立てられる絵です。

お能の「梅」は・・・、実はまだ観たことがありません(笑)。
「胡蝶」はちょうちょが、「梅の花には会えな〜い!」と嘆くのですよね。
「梅枝」は・・・、なんだっけ(笑)。

以上、ネタづまクリコでした。


posted by kuriko | 00:31 | 番外 | comments(10) | trackbacks(1) |
コメント
「羅浮山の梅の精」というフレーズを収めた謡本が家と法政大学能楽研究所に有ります。豊臣秀吉の周辺で作られた「豊公能」、従来、5曲が知られていたのですが、6曲目の謡本『この花』を2000年(8年前です)に発見、11月に公表したのですが、桜ばかりを好む秀吉の前に梅の精が出て来て……という、実際に上演されたかどうかは記録がないので、多分未完成のまま上演されなかったというのが能楽研究者や我々の一致した見解ですが、同じ文章の写本が、家と、法政大学能楽研究所と、二ヶ所に所蔵されていて、家の本には「これらふさんの梅の精」とあり、法政能研の人が、能研の本や、参考書などを調べて、趙師雄が夢中で羅浮山で梅の精に会う故事と発表してくれました。
2008/04/15 01:50 by 羅浮山梅花精
梅花精さま♪

うきゃ〜!!

そう、「この花」の謡本は、御宗家が発見なさったのですよね!
豊公能復曲の経緯を、当事者の方からお聞きするなんて!

最近?も、国立能楽堂で上演なさってましたね。
残念ながらまだ拝見しておりませんが、これは梅マニアとしては、がんばらねばなりません。

これからは、金春流のお能も、積極的に拝見します!
宣言!
2008/04/15 22:53 by くりこ
クリコさんがメジャーリーグ系の能と、黒川能とを御覧になる機会が多いのは、日記を拝見して、わかりました。マイナー系流儀はPR不足ですもんね。茂山千五郎家で「お豆腐狂言」と言うでしょ。それに便乗させていただくと、観世は「絹ごし豆腐」、金春は「木綿ごし豆腐」、その上、時々「オカラ」が混入しちゃってる。ま、能の延長として御覧になるよりは、黒川能の延長として御覧になると、あきらめも付くと思います。二三年前、東京駅丸の内の「駅コン」で上座の仕舞で『羽衣』が有りました。「あるいは」あたりからの仕舞でしたが、「色香も妙なり乙女のもすそ」の節なんか、モロ金春の節とおんなじですもん。5度の半オクターブで大股に上下するんです。そこが「木綿ごし豆腐」。
2008/04/16 04:17 by こんぱる安明
思い起こせば、江戸城謡い初めも、火星人の持分は『東北』・梅がらみの謡でしたね。序の舞の後が突然に強吟の『高砂』「げにさまざまの舞姫の……」みたいに成っちゃうのには気付かれましたか?金春と喜多はそうなっちゃうんです。「春鶯囀」「鶯宿梅」「好文木」などの単語が「乗リ地(大乗リ)」ならぬ「平ノリ(通常の拍子合)」で強吟の「ロンギ」風の掛け合い。その点、観世・宝生・金剛の『東北』は極めてノーマルな進行ですよね。
2008/04/16 04:39 by 安明
こんぱる先生♪

私にとりまして、五流の能と黒川能は、やはり全く別個の存在です。
黒川能は精神(信仰)あってこそ完成し、五流の能は、やはり大前提として修練と技術あってこそでしょうか。
そのような言い方をされると、お能をあまりご存知ない方が、誤解なさるかもしれませんよ(笑)。
(←オマエが言うのか!という感じですが。)
それに、「おから」は美容と健康に役立ちます!

金春流のお謡については、観世流とは違ってカタイのだな〜。というあたりが、正直な印象でした。
(エラそうなことを言うわりに、プラクティカルに無知なのです。
ご容赦ください。)


あのう〜、素人の突拍子もない質問で恐縮ですが、御宗家は黒川能の起源に、金春流の影響が強いとお考えでしょうか・・・??
それともやはり金春流が、古態を比較的色濃く残しておられる、ということなのでしょうか。
色々本を読んでみましたが、「金春流が関わっているのでは?」とまで踏み込んで発言されているのは、真壁仁さんだけのような気もいたしますが・・。
中世の当時にあって、流儀の違いにどれほど意味があったのかは、無知ゆえに存じおりませんが・・・。
「そんなの、今となっては答えようがない」ということであれば申し訳ございません。。。

2008/04/17 01:37 by くりこ
うちの先生がブログや他の方へのコメントを辞められた後の質問で、先生はご覧になっているかどうか、知りませんが、私が常々先生からお聞きしているところでは、「黒川は、謡本は観世流謡本に手を加えて謡っている。多分、観世の本が入手しやすかったからだろう。節は金春・宝生型だが、観世の本の節付けを見て、金春・宝生型に対応・翻訳して謡う事は容易である。難波が神舞でなく楽なのは宝生や金春と同じ。翁で面箱もちと千歳を分立せず、千歳が面箱を持って出るのは下掛と同じ。下座の『鐘巻』にしても上座の『道成寺』にしても能の途中でアイ狂言が台詞を言いながら鐘をつるのは下掛と同じ。以上をまとめると、黒川は「近代化する前の観世」という可能性も十分ある」と先生は仰ってました。先生がブログ界から手を引かれ、今後、先生の名を騙った偽者も出て来るかもしれません。また、私も、国籍不明だし、本当に「先生」の言うとおりを伝えているかも自信ありません。当否は読者が自分で判断すべきです。能楽界や黒川は、圧倒的多数はいい人やチャンとした神社やお寺ですが、中には詐欺師や邪教も居てクリコさんを虎視眈々と狙ってます。うちの先生がそういうのにひっかかると、ヤバイので、ネットサーフィンを辞めて貰ったんです。
2008/05/05 16:47 by Li Zhitian
Li Zhitian さま♪

詳細かつ、丁寧なコメントどうもありがとうございます。
大変参考になりました。
まぁ、真壁仁さんの「金春流起源説」は、表章さんにバッサリ否定されたと、ご本人もご著書に書いてらっしゃいますよね。

しかしながら、このblogは『ミーハー。平和。牧歌的』を標榜しておりますので(笑)、あまり過激な(!?)メッセージはメールでいただけると大変助かります。プロフィールのほうにblog用のメールアドレスも掲載しております。必要あれば削除させていただきますので、どうぞお知らせください。
(私はどちらでも構いませんが。)
2008/05/05 22:14 by くりこ
Li Zhitian さま

ちょ、ちょっと冷たかったかな?
ごめんなさい。。。
2008/05/06 10:51 by くりこ
お気になさらないで。
2008/05/14 23:16 by Li Zhitian
尾を引いています・・・。
2008/05/15 01:39 by くりこ
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2008/02/06 22:21
寒い冬の夜、こんな歌を読みたくなりました。
magnoria
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