能楽鑑賞などなどの記録。  
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ドラマ・リーディング30 「マクベス」
作   W.シェイクスピア
     河合祥一郎訳 「マクベス」より
演出  野村萬斎

出演  野村萬斎
     秋山菜津子
     高田恵篤
     福士惠二
     小林桂太


シアタートラムのドラマ・リーディングに行ってきました!

きゃ〜!!萬斎さま!!

すっごくカッコよかったです〜!!

朗読劇というので、てっきり出演者は静かにイスに腰掛けて・・・なんていうのを想像していたのですが、全然違ってました。

台本を手にした、舞台効果つきのリハーサルを見守っているような感じ。

ちなみに、上演前の「挨拶」で萬斎さまご自身がおっしゃってたのですが、何故「マクベス」を選んだのかというと、なんと次回作に考えておられるそうです・・!

萬斎さまは、もちろん(笑)マクベス役。
他の出演者は、一人で何役もこなして(役者は上記の5人だけ)、「マクベス」の世界を作ります。

カーテンがしゃっ!と開けられて再登場した萬斎さまは、御挨拶のときの、おだやかなおカオからは一転して、鋭いまなざしのマクベスに。
白いYシャツに黒いパンツ姿の、ファンにはお馴染みの「解体新書」スタイルで、他の出演者もそんな感じ。

いや、それにしてもなんていうかー。

2日前に観た「萩大名」の、無邪気な大名役の萬斎さまとは、まるで別人というかー。(←当然なのだけど。)
役者として使っている技術が違うとか、狂言方として培ってきた身体を舞台俳優として活かしているとかいうよりはー。

こうして、シェイクスピアのタイトルロールとして苦悩しているほうが、現在の萬斎さまの魂にはより近いのかなー、という気がした。

萬斎さま自身は、狂言方としてのアイデンティティにこだわりがあるみたいだし、狂言の台本にシリアスなものが少ないとか、そういう問題ではなくて、表現される成果としてとでもいうのですかね。

もちろん、狂言方としてだろうと何としてだろうと、彼の魂が自在に表現される日は、いずれ必ずやってくる。でもまだちょっと先なのかもしれない。

秋山菜津子はマクベス夫人と、「ヘカテ」の役。野心家で、やがて狂気に陥るマクベス夫人は、「わが魂は輝く水なり」の「巴」を連想させる。
もちろん今日も素晴らしい演技で、彼女によってステージの温度が2、3度上がったり下がったりするかのようでした。


さあ、死をたくらむ思いにつきそう悪魔たち、この私を女でなくしておくれ、頭のてっぺんから爪先まで残忍な気持でみたしておくれ!血をこごらせ、やさしい思いやりへの道をふさいでおくれ、あわれみ深い人情が訪れて、私の決意をゆさぶり、その決意が恐ろしい結果を生み出す邪魔をしないように。
この女の乳房に入りこみ、甘い乳を苦い胆汁に変えておくれ、人殺しの手先たち、いまもどこかで姿も見せず人のいのちを奪っていることだろう。きておくれ、暗闇の夜、どす黒い地獄の煙に身を包んで、早く、ここへ。

小田島雄志訳 ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」より

(↑クリコの好きな?マクベス夫人の独白です。)

あっ!ちなみに今井朋彦も客席から観てました〜!
(←「消臭プラ〜グ〜」の「殿」です。)(←結構スキ。)


posted by kuriko | 23:46 | 芝居(番外) | comments(4) | trackbacks(0) |
コメント
ご無沙汰してます♪
消臭プラグの殿、
NHKの「七瀬ふたたび」で悪者のサイキックの役されてますね〜。
ちょっといいゾ〜♪
2008/10/31 11:09 by Carmen
Carmenさん♪

「七瀬〜」の殿、この日私も見てました〜!

でも、それまでの話を全然知らずに見てたので(苦笑)、「な、なんか、あっさりした死にっぷり・・・」なんて思ってました。(←オイオイ。)
SFちっくな話だったのですね・・・。

ちなみに、ナマの今井氏もほんっと〜に、あのまんまのお顔でした。
2008/11/01 12:13 by くりこ
いやまだ死んでない。
確か一命は取りとめたはず…。
まだ出番はあるのでしょうか…?
2008/11/01 19:40 by Carmen

ありゃ!?

ひゃーはずかし。
全然ちゃんと見てなかったのバレバレですね(笑)。

い、いやぁ、殿がご無事でよかったよかった。(←ホントか?)
2008/11/01 22:49 by くりこ
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