能楽鑑賞などなどの記録。  
新作舞台劇 六道輪廻
ここが東京芸術劇場です!

原作・総合監督 大谷暢順
脚本 笠井賢一
演出・脚本補綴 野村萬斎
監修 野村万作

出演
   野村万作
   野村萬斎
   麻実れい
   若村麻由美
   石田幸雄
   深田博治
   高野和憲
   月崎晴夫
   時田光洋  ほか



ブクロ、サイコ〜!!  (←古。)


というわけで、池袋は東京芸術劇場にて「六道輪廻」を観てきました〜!

なんていうか、このお芝居もかなりGW仕様で、『ま〜堅いことは言わずに楽しんで行ってくださいね!』モードで、結構面白かったです!しかも、かなり萬斎テイスト満載(笑)。

若村麻由美(メイユレーという名前。と、その他の人々)が、行方不明になったお父さま(万作)を探して、六道の世界をメーテルリンクの「青い鳥」よろしく、くるくると彷徨うというお話。

というか、天上・人間・餓鬼・畜生・地獄・修羅の6つの世界が、登場人物たちが行き交ううちに、段々とごちゃごちゃになってきてしまうのです・・。
万作が亡き妻を想い、この世の姿のまま、あの世この世に旅立ってしまうところから始まります。

萬斎さまは修羅界の戦士役!『阿修羅』ふうの舞台用メイクが、すごかったです!
お目々をさらに吊り上げてました!

そして麻実れいは、「天上界の長」の役!かーっこよかったです!
阿修羅VS天部ということで、萬斎さまと立ち回り(♪)したり、天人ふうというか、仏像ふう(?!)ダンスをご披露いただいたりと、ファンには感涙ものだったんじゃないでしょうか?落ち着いた語り口に、ゴージャスかつユニセックスな衣装も素敵!

というわけで、私・・・。

麻実れいさまのノーブルな魅力に、今回、かなりやられてしまいました・・・。
この世に、あんな素敵な殿方(←違?)がいらしたなんて・・・(照)。

それに若村麻由美も予想と違って、いかにも『舞台用』みたいなクドさの無い演技で、ナチュラルで素敵でした。お肌もすっごい綺麗。さすが無名塾仕込み?

石田幸雄をはじめとして、深田博治・高野和憲・月崎晴夫あたりの万作ファミリーも、天人役から地獄の獄卒役まで、何でもござれでがっつり舞台を支えていました。
しかも人間国宝になってからも、万作がこうした新作に出てくださるのはウレシイですよね。
「地獄」の場面では、万作が狂言さながらにインチキ博打で閻魔大王を騙し、ついには閻魔に成り代わってしまうのです♪

「餓鬼道」のシーンで、わらわらと登場する餓鬼たちが、やたらリアルに醜悪だったり(昔の絵巻物に出てきそう)、人形を使った演出があったりと、随所に萬斎趣味も散りばめられ(笑)。もちろん、仮面や「囃子方」による和楽器を活用した、萬斎カラーもばっちり♪

「妖魔」と天人の子供が闘うシーンでは、能楽囃子の手組?をそのまま使っていたり(田中傳次郎、他。が担当してました)、リアル土蜘蛛(笑)みたいなオバケが登場して、蜘蛛の糸を投げるシーンがあったりして、能楽ファンも思わずにっこり。

醜い餓鬼の一人が、ステキな王子様(←野村萬斎さん)に早変わりして、餓鬼道に堕ちた者の苦悩を語るシーンや、メイユレーと、い、い、一夜を過ごすシーンもあったりして、サービス満点(笑)。

麻実れいの鍛え上げられた優雅さ、若村麻由美のナチュラル演技、上海雑技団みたいな(?)アクションのできるカワイイ子役に、万作門下の狂言師たちを(それほどの)違和感なく、なかなかヨイ感じに融合させていて、萬斎さまのご手腕を感じましたですよ♪

しかし、なんていうか、童話ちっくなお話だなぁと思っていたら、原作は童話だったのでした(笑)。入場者全員に、なんと原作本までプレゼントされ、これが新興宗教の団体とかだったらコワイけど、原作者の方は本願寺の法主(?)だそうです。。

何百年か前には、世阿弥たちもこうしてスポンサーの意向に応じて、勧進劇をバシバシ作っていたのだろうな〜と、思ったことでした。
無事に人間界に戻ってきた万作たちが、「では、落日に向って祈ろう」と阿弥陀さま?に向って祈る唐突なラストシーンも、いきなりな救済があるという点で、ある意味お能的だったかも。。。

そして、なんとこのラストシーンでは、麻実れいと萬斎さまが、そのまま仏像(!?)になっていて、結構衝撃的でした(笑)。しかも二人とも日頃から鍛え上げているので、バッチリそれが決まっているのです♪

というわけで、連休の一日にふさわしい、なかなか楽しいお芝居だったのでした♪

これがその原作本です!

あ、それから、今年の12月に「国盗人」が再演されるそうです〜!
チラシを貰いました!(勿論、@Septです!)



posted by kuriko | 22:36 | 芝居(番外) | comments(3) | trackbacks(0) |
栗の旅 part2
というわけで、ちょびっとお休みしマース。

ま、たいした旅でもないのですが。

きっと、どこも混んでいるんだろうな。。。

posted by kuriko | 16:25 | 番外 | comments(0) | trackbacks(0) |
たっだいま〜!
タダイマ〜!

というわけで、帰ってきました〜!


京都駅。京都と


奈良駅。奈良に行ってましたですお。



 ・・・意外性のカケラもなくてすみません・・。


実は今月はあまりネタもないので、この旅でのことなどで、ちょびちょび、ずるずると引っ張っていこうと思ってますので、4649。

 
雨が降ったり止んだりで、お天気には恵まれず意気消沈気味だったのですが(綿密に立てた計画が。。)、でも本当に、とってもとっても素敵な旅でした♪♪




やる気ありませんが、何か。
(↑やる気のなさそうな鹿の図。)



雨で緑が綺麗!
(↑緑がとっても綺麗!)



つづく。


posted by kuriko | 15:38 | 旅(番外) | comments(0) | trackbacks(0) |
栗タビーズ1 『奈良ホテル』
シャンデリア。



盃に春の涙を注ぎける

          むかしに似たる旅のまとゐに




  by 式子内親王


  
  (↑学習の成果です。)



今回、奈良ホテルにも泊まってきました〜!


実は昼間に到着したときは、混雑していてロビーなども騒がしく、「結構フツーじゃね?」なんて思ってたのですが(と言いつつ写真とか撮ってたのですが)、夜になってみると・・


夜のロビー。


   ステキ〜!!

朝のロビー。


   ステキ〜!!

朝食夫妻。


   ステ〜キ〜!! (200g。じゅうじゅう。)  


本当に素敵!!中谷美紀と伊勢谷友介が歩いてそう!!
(←白洲次郎・正子夫妻も、新婚旅行で泊まったそうです。)
エントランスで、上村松園の絵も発見!
   
ちなみに、奈良ホテルにほど近い興福寺では↓、阿修羅たちは東京出張中でした。
(なので東京で会っておいたのだ。うふん♪)

興福寺。


つづく。
posted by kuriko | 13:46 | 旅(番外) | comments(2) | trackbacks(0) |
栗タビーズ2 『クリコ、熱烈に歓迎される(?)』
実は奈良では、熱烈な歓迎(?)を受けました。各方面から・・・。

春日大社春日大社、大吉。(←シカのオマケがかわいい。)

長谷寺。長谷寺、大吉。

奈良氷室神社奈良氷室神社、大吉。

(↑本当です。)

3回目以降は、もう怖くなって(笑)おみくじを引くのを止めました・・。
(そもそも、そんなに何回も御神籤ひくなよ、という説も・・)

大吉ゲッター・クリコ復活です。(以前は、本当によく大吉を引きました。)

大吉を引くコツは、手をよく清め、無心の境地で、連休中のおみくじが大量消費された頃(あるいは「大吉、入荷しました!」の頃)を狙って・・、


・・・というのは嘘です。コツ(?)は、偶然です。


今にして思うと、歓迎されてたのですかねぇ〜??

あ、どもどもクリコです〜♪みたいな。
(でも、ムカシに何度か来たことありますですよ。)

ありがとうございました。


春日若宮御旅所
(↑あ、御旅所も発見しました。)

次回からはそろそろ、ちょっぴりDeepな奈良世界のご報告です。

つづく。
posted by kuriko | 01:03 | 旅(番外) | comments(2) | trackbacks(0) |
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